2013年8月より開始されている「ミラサポ」。
「ミラサポ」は中小企業庁が運営する中小企業向け支援プラットフォームサイトで、中小企業向けの各種情報提供をメインに運営されています。
このミラサポですが、概ね以下のようなサービスが提供されています。
1.各種情報提供
・国から受けることのできる各種補助金情報
・経営課題別の解決方法に関わる各種情報
2.電子申請窓口
・補助金や助成金の電子申請
3.全国の専門家とのコミュニティスペース
・SNS形式で全国の各種専門家への質疑応答ができる
4.専門家派遣
・自社の課題解決に適した専門家から実際に訪問相談を受けることができる
今回紹介したいのは4.の「専門家派遣」です。
一般的に中小企業が外部の専門家に相談するシーンといえば税理士、社会保険労務士あたりがメインで、その他としては弁護士あたりが最も多いパターンだと思います。
一方、中小企業が経営課題として挙げられている項目は下図をみてもわかるとおり、当然ながら経営力向上に関わる内容が多くを占めています。
しかしながら、これら経営力向上を計っていくにあたり、自社の人材だけで解決していくことはハードルが高いことも事実。
外部の人材に相談したくとも、今まで外部コンサルを導入したことがない企業は、誰に頼めば良いのか、またコストはいくらかかってしまうのか、という新たな問題も発生し、なかなか一歩が踏み出せずにいる企業が多いのが現実です。
ミラサポでは年3回まで専門家を無料で派遣
そこで、この専門家派遣が役にたちました。
ミラサポ上には多くの専門家が登録されており、企業は年3回までを上限に、自社の課題に適した専門家から各種アドバイスを受けることができます。
当事務所も専門家として認定されております。
平成25年度の専門家派遣は、2月末日をもっていったん終了していますが、4月早々から再スタートされる見込みとなっているようです。
私自身も本年度に関しては、本制度を活用していただき、数社の企業に訪問して参りました。
企業様としては、コスト負担なく気軽に相談できるということと、外部の視点から客観的に課題を整理・解決することができたと、一定の成果を得ていただいたと感じています。
課題が詳細化されている企業は実は少数
もう一つ感じたことは、課題を詳細化して整理することが重要であるということです。
先の表にもあるとおり、多くの企業では「営業力・販売力の強化」を経営課題として挙げられています。
営業力・販売力の強化は売上の拡大に直接効いてくる要素ですので、経営課題の筆頭に挙げられるのは容易に想像できますが、重要なのは営業力・販売力が上がらない要因を詳細化することです。
営業チャネルに問題があるのか、人材に問題があるのか、それとも提供する製品やサービスそのものに問題があるのか、あるいは価格設定なのか。
これらがキチンと整理できている企業の多くは既に何かしらの手を打っていることが多く、一方、詳細化できていない企業は手を打てていないことが多いと感じています。
当事務所で課題の整理をお手伝いさせていただきます
当事務所では、売上向上や業務改善等、明確になった個別の課題への対応はもちろんのこと、先ずは課題を整理していくことから携わっていくスタンスで活動しております。
先ずは大きな課題や目標をお聞かせいただき、それを詳細化し目標に向かって解決方法を探索して参ります。
そのために「ミラサポ」の専門家派遣制度も利用できます。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
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