新しい企業間の取引形態croudsourcing「クラウドソーシング」とは?


 

クラウドソーシングとは、一言でいうと仕事を発注する側と受注する側とを結び付けるシステム全体のことを指しています。 群衆(croud)と業務委託(sourcing)を組み合わせた造語で、発注側はインターネットでつながった多くの業務委託者(croud)のなかから、自社にマッチした委託者を選定・発注することができます。

ここでは、このクラウドソーシングについて簡単に説明していきたいと思います。
(不足分に関しては随時更新していきます)

既存の取引形態とクラウドソーシングの違い

既存の取引形態

一派的に企業が外部に仕事を委託する流は概ねこのような感じです。

従来の業務委託図

①:発注者は受注者を選定し、仕事を発注する

②:受注者は発注者に対し、希望の製品・サービスを提供する

③:発注者は受注者に対し、対価を払う

現在でもほとんどの業務委託は上記の図のように2者間の関係で行われていますね。

クラウドソーシングでは?

一方、クラウドソーシングの取引形態はこんな感じです。

croudsourcing

①①’:発注者はWEBサイト上に依頼事項を記載。依頼に対応できる応募者群がWEBサイト上にエントリー

②②’:発注者は、応募者群のなかから、自社のニーズに対応できそうな応募者を選定。その後WEBサイトを介して発注、選定者は受注となる

③選定者は依頼を受けた委託業務を完成させ、発注者に納品する

④⑤発注者はWEBサイトをとおして選定者に対価を支払う

どんな仕事がどこで発注できる?金額は?

どんな仕事が発注できる?

多くはプログラム開発やWEBサイト作成等のIT関連の仕事や、企業ロゴの制作やライティング等のデザイン系の仕事が多い状況です。
これらの仕事は、環境に縛られることなく業務が可能な仕事です。雇用の流動化やライフスタイルの変化、IT化などを背景に、今までのように企業体としてではなく、いわゆるノマドという部類の人達に代表されるように、個人としてこれらの業務を請け負う人々が増加してきました。

クラウドソーシングと相性の良い仕事(現状) 左記の前提と特徴

・IT系
 -WEB制作
 -アプリ制作
 -システム開発 など・・・
・デザイン系
 -ロゴ作成
 -カタログ作成
 -名刺作成 など・・・

・前提
 -発注側で要件が整理できている

・特徴
 -離れていても仕事の完遂が可能

 どんなサイトがある?

現在、大手としてはランサーズやクラウドワークスが有名ですが、今後、より業種が細分化されたプラットフォームが出現する可能性もあります

サービス名 主な特徴
ランサーズ 17万人以上のワーカーを抱える最大級のサイト。ロゴやウェブ制作、商品名のアイデア等をコンペ形式で募集できる
クラウドワークス ランサーズと同様、デザイン系やIT系のワーカーを抱える。yahooとも提携。

サイト利用料金は?

発注者に対するサイト利用料、成約手数料は無料となっています。
業務委託が成立した場合、発注者は運営サイトに対して発注額を支払いますが、受注者には発注額に応じた一定割合の金額(5%~10%程度)が手数料として差し引かれ、差引後の代金を受け取ることになります。
よって、発注者として支払うべき料金は、業務委託にかかる費用のみということになります。

業務委託費用はどの位?

費用は、お願いする仕事に応じて変動しますが、例えば、企業ロゴの作成であれば概ね3万円~10万円の範囲のようです。
なお、金額に関しては企業側から提示することになりますので、希望額で設定することが可能です。
また、仕事の依頼に関しては、コンペ形式を選択できますので、例えば、ロゴ作成などは複数の受注者から提示をしてもらい、その中から気に入ったものを選定することも可能です。

メリットと注意事項

メリット

メリットはいくつか考えられますが、概ね以下の3つに大別できるかと思います。

(1)コストを下げることができる
これは、委託先に「個人や小規模事業者が多いこと」が大きな理由になっています。
例えば前述の企業ロゴ制作であれば、企業に対して発注を行うと通常であれば安くても数十万、高ければ数百万円かかる可能性がありますが、クラウドソーシングであれば10万程度で制作が可能となっています。

(2)選択肢を広げることができる
クラウドソーシングのサイト上には、多くの専門家が登録しています。
そのため必然的に選択肢は広がります。
一方、企業が一から委託先候補を複数探すのは非常に大変です。

(3)時間を短縮できる(かも)
新規で仕事を発注する際に、時間がかかるのが発注先探しです。
良さそうな業者が見つかっても、実際話してみたら自社の要望にマッチしていなかったり、マッチしていても業者の人的リソースの制約により納期に間に合わなさそうだったりということはよくある話だと思います。
クラウドソーシングの場合ですと、仕事の内容にもよりますが、発注側で要件定義さえ作成できれば上述のような無駄なやり取りに時間をかけずに済む可能性が高まります。

注意事項

これは細かく考えると色々出てきそうですが、それら全ての底辺にあるものは「要件定義」だと考えます。
要件定義とは、いわゆる「成果物」に関わる情報を明確にしたもので、成果物そのものの要件もあれば、納期、進め方、保証範囲(瑕疵担保責任)なども入ります。
クラウドソーシングに限ったことではありませんが、これら要件定義を正確に伝えるためには、受託先と「共通言語」「共通理解」の基、商談を進めていく必要があります。
これは上述のメリットの裏返しでもあるとも考えられます。
また、受託者に個人や小規模事業者多いということを考えると、「継続性」という点にも注意しておきたいところです。
発注する仕事が単発性のものであれば、特に問題にはなりませんが、定期的にメンテナンスする必要のあるような要件であれば注意が必要です。

まとめ

以上、クラウドソーシングについて簡単にまとめてみましたが、使い方によってはメリットが享受できそうです。
課題としては、やはり受注者と「共通言語」「共通認識」でコミュニケーションが出来るかということに尽きるかと思います。
それから、今後クラウドソーシング業界が拡大していくには、IT系やデザイン系の業務以外に、いかに広がりを見いだせるかもポイントになるかと思います。

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